こんにちは。ETO英語塾です。
今回は、よくある質問「現在形・現在進行形の違いは?」について解説していきます。
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よくある質問シリーズ
Q.「現在形」と「現在進行形」の違いは?
ズバッと回答!
A.現在形は「"今"を中心として、過去にも未来にも広がっている様子」を表します。
現在進行形は「"今"している最中のこと」を表します。
これだけでは少しわかりづらいと思いますので、あくまでイメージとして覚えておいてください。
ここから、詳しく説明していきます。
まずは、現在形から。次の文章をご覧ください。
<現在形>
I eat breakfast at 9:00. (私は、9時に朝食を食べます。)
この文章から想像できるのは、"I=私"が毎朝、だいたい9時に朝食を食べることが多いということです。
つまり、"I=私"は昨日も朝9時に朝食を食べ、おそらく明日も朝9時に食べる可能性が高いということです。
冒頭の回答で、現在形は「”今”を中心として、過去にも未来にも広がっている様子」を表すと説明しました。
つまり、現在形を使った文章は、過去においてしていたことも、未来においてする予定であることも、現在のことも、まとめて表すことができるのです。
「いつも(always)/ふだん(usually)」などという言葉を入れて文章を作ってみるとわかりやすいと思います。
I always eat breakfast at 9:00. 私はいつも9時に朝食を食べます。
"いつも"9時に食べるということは、昨日(=過去)も今日も(=現在)、おそらく明日(=未来)もそうするということが想像できますよね。
続いて、現在進行形を使った文章を見てみましょう。
<現在進行形>
I am eating breakfast now. (私は今、朝食を食べています。)
現在進行形は、冒頭でも述べたように、「”今”している最中のこと」を表します。また、その動作は「一時的な動作」になります。
たとえば、上記の文章では、I=私が「朝食を食べているということ」を表していますが、I=私が普段どの時間帯に朝食を食べているのかまでは想像できません。
つまり、「朝食を食べる」という動作はI=私にとってあくまで一時的な動作にすぎないということになります。
その瞬間に進行中の動作であるに過ぎないということなので、昨日はいつ朝食を食べたのかもわからないし、明日は朝食を食べないかもしれないということがいえます。
この現在進行形の文章に、先ほど現在形の文で使用した「いつも(always)」という言葉を入れてみましょう。
× I am always eating breakfast now. (私はいつも、今、朝食を食べています。)
文章が明らかに不自然ですよね。日本語に訳してみてもわけがわかりません。
つまり、現在進行形は現在形とは違い、過去にしていたことや、未来する可能性が高いことなどを"含まない"のです。
あくまで、現在行っている動作のみを表すものだと思ってください。
最後に、現在進行形を使うことができない場合について説明します。
それは、使用する動詞が「状態動詞(=主語の状態を表す動詞)」のとき。
以下の、"know(=知っている)"という動詞を使った文を見てください。
× I am knowing him.
日本語に直そうとすると、「私は彼を知っている」のように訳せてしまいそうですが、実際にこの英文は正しくありません。
I know him. (私は彼を知っています)
こちらが正しい文章となります。
誰かを「知っている」ということは、一時的な動作ではありませんよね。
この主語の人物は、過去にもおそらく彼を「知っていた」だろうし、未来においても彼を「知っている」はずです。
したがって、この場合は「”今”を中心として、過去にも未来にも広がっている様子」を表す現在形を用います。
現在進行形は「"今”している最中のこと」を表すため、ここでは使用できないということです。
まとめ
今回は、現在形と現在進行形の違いについてご紹介しました。
現在形の英文も現在進行形の英文も、日本語に訳してみるとそれほど違いがないように思えるかもしれません。
しかし、現在形は、「今を中心として、過去にも未来にも広がっているイメージ」、現在進行形は「今、進行中の動作(のみ)」。
実際にはそれぞれが異なる役割を持っているのです。
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